西会津高校の地域連携の取り組み
地域とともにある学校を目指して
福島県立西会津高校は、福島県の北西部、新潟県との県境に位置する西会津町にある普通科高校です。
【西会津高校の概要】
本校は 校訓「不撓不屈」「質実剛健」のもと、会津地区の地域協働推進校に位置する普通科の県立高等学校です。夢の実現に向けて努力する生徒の育成と地域に根ざした教育活動の実践に向けて取り組んでいます。
現在の生徒数は1学年13名、2学年20名、3学年6名の計39名です。
<西高PC Public Commitment & Plan Check>
2019年に策定した「西高PC」。西会津高校が生徒、保護者、地域に誓う、本校の教育活動で育みたい資質、能力の総称です。
校訓の「不撓不屈」、「質実剛健」に示された人間形成を図るため、教育活動を通して7つの力を育成することを最高目標としました。
生徒の皆さん、保護者の皆さん、地域の皆さんに、これまで以上にわかりやすく、親しみやすい表現になるよう改訂を続けています。
【地域連携の取り組み】
本校は 令和2年度から「コミュニティ・スクール」として認定を受け、「地域とともにある学校づくり」を目指して様々な活動に取り組んでおります。
生徒たちの成長・学びの機会の創出はもとより、地域資源を生かした授業・行事を創出していくことで、地域からも必要とされる学校を目指しています。
<総合的な探究の時間>
2022年4月より、高校教育の現場では、新しい学習指導要領による教育が始まりました。新たに盛り込まれものの一つが「総合的な探究の時間」。旧学習指導要領では、「総合的な学習の時間」とされていたものです。
探究的な見方・考え方を働かせ,横断的・ 総合的な学習を行うことを通して,よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指しています。
①課題や問いを立て、その解決のために必要となる知識及びスキルを身に付けること
②自分のテーマに対する行動軸やアクションプランをつくること
③社会や実生活など、身近なところから自分のテーマを見つけること
④テーマに対して、情報を収集し、整理・分析しながら、自らの考えをまとめ・表現・
発信できるようにすること
⑤他者と協力しながら、新たな価値をつくりだすこと
西会津高校では、特に③、「地域とともにある学校」として、地域の資源を生徒たちの成長に生かしつつ、地域への新たな価値を還元できる授業づくりを目指して、西会津の魅力や課題を重点的にテーマとして取り上げ、「総合的な探究の時間」のプログラムづくりを実施しています。
<地域探究>
本校は令和2年度から「コミュニティ・スクール」となり、それに伴い、「少子高齢化等、中山間地域の抱える問題に対して、基本的な知識と地域社会の一員として貢献するための実践的な態度を身につけさせる」ことを狙いとして、学校設定科目「地域探究」を3年次の選択科目として設定しました。本校の本校の魅力・特色の一つです。
この科目の学習内容は、
・地域の課題について現状把握(現場見学、インタビュー、課題発見)
・課題解決に向けたプロジェクト活動(アイディアつくりとその実践)
・活動内容や成果のまとめ(プレゼンテーション発表)
・地域の方々との協働活動学習
です。
この科目を学ぶことで、
・地域の活性化に向けて主体的に取り組む力
・自ら課題を発見し、課題解決に向けて意欲的に取り組む力
・成果を自分の言葉で伝えることで得られた発信力
を身につけることができます。
2025年度はすでに8名の生徒が科目選択をしており、魅力のある科目です。
授業の様子は西会津高校の公式noteに掲載されています。ぜひご覧ください。
https://nishiaizu-hs.note.jp/n/nd88a615c7446
<西高魅力発信隊>
<学校運営協議会について>
本校は、福島県教育委員会より、令和2年度(2020年度)からコミュニティ・スクールの指定を受け、保護者、地域住民、学識経験者、西会津町職員、本校教職員を委員とした協議会を組織し、日々信頼関係を深めながら一体となって、本校の学校運営に関して年に数回集まり協議の場を設けています。
「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)について」は、福島県教育委員会のホームページに掲載されていますので、ご覧いただければ思います。(URL https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/kaikakushitsu12.html)
詳しい内容は、こちらをご覧ください。
<西会津高校に関するデータ>
・学校評価アンケートはこちら
・教育課程表や進路状況に関するデータはこちら
(参考:令和5年度卒業生の進路状況)